近年、その神秘的な美しさがメディアにもとりあげられ、SNSで多くの画像が投稿され、人気スポットとなっている「仁淀ブルー」。
四国最高峰の石鎚山を源流とする 「仁淀川(によどがわ)」は、国土交通省の水質調査で全国の1級河川(164河川)のうちで「水質が最も良好な河川」に2010年以降8回も選ばれ、その「澄きった水」と「水の青」はまさに息をのむ美しさです。
仁淀川 仁淀ブルーの青い理由
・水温が低めで藻が繁殖しづらい
・岩が硬いことで、水によって削られた際に出る破片や泥が少ない
・水の流れが速く不純物が溜まりにくい
・太陽光は、不純物が少ない水ほど青い光(波長)を反射して青く見える
このようないくつかの理由があるようです。まさにいくつもの偶然が集まって生まれた奇跡の青と言えるのではないでしょうか。
仁淀ブルーの名付け親 高橋宣之氏
1947年高知県生まれ。
1973年からフリーランスの写真家となり「波」の撮影に入る。1987年、波の撮影の最終目標地マゼラン海峡で、最果ての海原の撮影。
帰国後、撮影テーマを「花鳥風月」に変え、高知の水系とその美しい水の源流の森の姿を中心に撮影を続けられています。
川の流域や、水の生まれる原生林にレンズを向け「水」「仁淀川」「原生林地帯」など「水系の写真家」として活躍中。2010年から動画撮影をはじめ、2012年NHKスペシャル「仁淀川 青の神秘」に出演。その映像の美しさと高橋氏の撮影行は全国的に反響を呼びました。
ではその美しい青 仁淀ブルーをご紹介します。
にこ淵
美しい娘と大蛇伝説の舞台となった神秘的な青い滝壺。「仁淀ブルー」の名付け親、高橋宣之氏が、「この青こそ仁淀ブルーの青」と言われた場所。木々の間から光が差し、水面は宝石のごとく青く輝きます。神秘的で神聖な滝つぼが「にこ淵」です。
にこ淵は、いの町清水程野(きよみずほどの)にあり、仁淀ブルーで知られる仁淀川の支流“枝川川”にあります。車道から見える小さな看板が目印崖のような道の階段を降りた先に現れるにこ淵はまさに秘境。木々深く囲まれ、白く煌めく滝は絶え間なく響き、小さい滝壺でありながら見応えは抜群です。神秘的なほど青く美しい「仁淀ブルー」に感動し、息をのむことでしょう。 <画像:一般社団法人仁淀ブルー観光協議会>
水神様の化身の大蛇が住む神聖な場所として、地元の方々は決して近寄らなかったようです。入水は禁止されています。
住所:吾川郡いの町清水上分2976-11
TEL:088-893-1211
水晶淵
石鎚山系の森から流れ注ぐ、安居川の仁淀ブルー。透明な風景が10kmに渡って広がっており、最大の仁淀ブルースポットと言われる「水晶淵」です。深くなるにつれて青が濃くなる淵の景観は圧巻です。
エメラルドグリーンの水は仁淀ブルーの中でも群を抜いています。
水晶淵では、Supを体験したり泳いだり遊ぶこともできます。まさに仁淀ブルー天然のプールですね。
美しい動画、拝見させていただきました。
どちらも山深い場所にあり、険しい道も通りますが、訪れた多くの人が「もう一度行きたい」という程に心打たれる自然があります。
住所:吾川郡仁淀川町大家1627-4
TEL:0889-35-1333
近隣のレジャースポット
仁淀ブルーの楽しみ方は見るだけではありません。自然の中で体験できる仁淀ブルーをご紹介します。
スノーピークおち仁淀川キャンプフィールド
大自然に触れながら、キャンプを楽しめる。仁淀川周辺のキャンプ場のなかで特にお勧めのが「スノーピークおち仁淀川キャンプフィールド」です。仁淀川に面したキャンプサイト30区画分が用意されています。 木で作られた移動式のトレーラーハウスのコテージは快適な空間でのんびりと自然を満喫できます。広い河原の前は一面の仁淀ブルーが広がっています。
住所:高岡郡越知町片岡4番地
電話:0889-27-2622
クリアカッヤクで仁淀ブルーと一体に
余りにも水の透明さにまるでカヌーが宙に浮いて見えるほどです。 透明クリスタルカヤック(クリアカヤック)で水と一体。”奇跡の透明度”広大な仁淀ブルーの上を水中散歩しているかのようです。
多くの渓谷、河日本一広いといわれる河原、鍾乳洞、そして仁淀ブルー。
高知県の癒しが沢山待っています。