身の回りに居る癒しの動物。
ペットの文化は普及して犬や猫を飼う人は多いですよね。
見た目や動きに心が癒されることも多いですが、見た目とは裏腹に危険な生物も世の中には多数存在しています。
スローロリス
スローロリスは日本でもペットとして飼っている人がいるほど、メジャーになりつつある動物です。
本来、バングラディッシュなどで生息していて、夜行性の動物です。
目が丸々としていて動きがゆっくりとしていて、とても可愛いです。
芸能人ではベッキーさんがペットとして飼われていることが有名です。
樹林で生活しているスローロリスは、木から木へ移る時にもゆっくりとした動きで行動しています。
大きな目で暗闇でも獲物を見つけ、音を立てずに忍び寄って捕獲するのが得意です。
この可愛いスローロリスは実は毒を持っています。
手の先から分泌される毒は未だに成分が分かっていません。
手から分泌した液体を唾液と混ぜて体に塗ることで外敵から襲われないよにしています。
人間もこの毒によりアレルギー反応を起こし死亡した例もあります。
スローロリスは今でも密猟が繰り返されています。
とても神経質で繊細なスローロリスは1匹だけで捕獲するとストレスによって死んでしまうらしく、捕獲の時は何匹かまとめて捕獲されるそうです。
イノシシ(ウリボー)
名前からして可愛いですよね。
ミニブタと同じく、子供の時には凄く可愛いく人とも警戒がなくなれば懐いてくれる動物です。
しかし、ご存知の通りイノシシの子供。
成長速度は凄く早く、1年も経てば大きくなります。
下あごから生えた牙は鋭く尖っており、突進されたらひとたまりもありません。
猪突猛進という言葉があるように、敵がいればなりふり構わず向かってきます。
世界ではとてつもないイノシシが目撃され、何人もの命が奪われています。
このイノシシは535キロもあるそうです。
横にある自動車ほどの大きさがあり、万が一追突されたら車に乗っていても命の危険を脅かされそうです。
もののけ姫に出てくる乙事主はこの巨大なイノシシがモデルになっていると言われています。
ヒョウアザラシ
日本でも「ゴマちゃん」でおなじみのアザラシの一種。
水族館ではイルカなどと一緒にショーをしているイメージで、子供の時はとても愛くるしいです。
しかし実はエサを狩る時にには超獰猛な姿に変わるのです。
体調は3m~5mもあり、水中では最大で40kmものスピードで泳ぎます。
世界最速のウサインボルト選手が時速37kmなので、ボルトが水中を水の抵抗を受けずに走ってくるようなものです。
多くはオキアミなど小さな微生物を食べていますが、魚だけでなく、時にはペンギンや鳥、オットセイなど何でも襲うのです。
過去には生物学者に噛みつき、60mも海の中へ潜ったという獰猛ぶり。
水中ではサメやシャチなどと同じくハンターの一面を見せます。
こんな顔をして襲ってこられたら恐怖でしかありませんね。
海の中で襲われたら諦めるしかありません。
完全な恐怖のイメージを腐食するために、元のイメージに戻しておきましょう。
それでは次に行きましょう。
タスマニアデビル
タスマニアデビルは絶滅危惧種にしてされています。
日本では東京の多摩動物公園で見れます。
見た目は小さな熊。
人に懐くこともあり、ペットで飼うことは出来ませんが見ていて癒されます。
ただ、エサの時間が来ると本性が出ます。
肉食のタスマニアデビルは骨もろともバリバリと食らいつく獰猛な一面があります。
野生のタスマニアデビルは死んで腐った動物の肉でも食べるほど。
そのせいで感染病などにかかってしまい亡くなることもあります。
現在絶滅危惧種に指定されているのは、タスマニアデビルだけに感染するガンが原因です。
カンガルーやコアラと同じように、お腹に袋を持つ有袋類です。
人に危害を加えることはないそうですが、食事中に手を出すと噛みついてくることもあるようです。
パンダ
パンダは日本の動物園の人気者の動物ですね。
大きくなっても見た目が可愛く、笹を食べている姿は見ているだけでほっこりしますよね。
ただし、パンダも一種の熊なので獰猛な一面もあります。
中国の四川省では野生のパンダが近くの民家に侵入し村人が飼っていた子羊を食べてしまう事件があったのです。
笹を食べているから草食かと思う方も多いと思いますが、実は雑食で肉を食べることもあるのです。
大人のパンダは150kgほどあり、笹だけだと1日に15キロほどの笹を食べないといけません。
笹から摂るエネルギーだけでは本当は効率が悪く、1日のほとんど、16時間を食べることに費やしています。
体も大きく、危険を感じれば人間を襲うこともあります。
動物園では過去にも飼育員を襲ったという事件がなんども発生しています。
この動画は中国の動物園で撮影されていますが、服に興味を持ったパンダが抵抗をもろともせず奪い取ろうとしています。
このパンダは過去にも2度人間にかみついていて、1度目は囲いの中に足を入れた少年の足に噛みつき骨に達するほど深い傷を負っています。
2度目は酔っぱらった男性が檻の中に入り、抱きしめようとすると足の肉を大きく食いちぎられるという事件に。
見た目が可愛くても近寄ることは危険なので注意してください。
日本の動物園ではこのような事件から、人が近付けないようにガラス張りにするなどの対応をしているそうです。
ゾウ
ゾウは最大の動物なので、可愛い性格だけどやっぱり怖いと思う方も多いでしょう。
とてものんびりと歩いて、性格も穏やかそうですが実は世界では現在でもゾウに襲われ命を奪われることが多発しています。
アフリカでは像を保護する決まりがあり、ゾウに手を出すと処罰されてしまいます。
ゾウが村を襲って人に危害を加えていたとしても、手を出すことを許されないのです。
ワイヤーや鉄柵で村に入ってこないような対策をしても、大きなゾウは壊してしまい村の農作物を食べに来るのです。
ゾウを傷つけてはいけないという国の政策の為、ゾウの保護区の近くにある村では追い返す以外の手段が無いという問題に悩まされています。
年間に100名ほどの人身被害があり、半数の50名は命を落としているのです。
何度村から追い返しても2,3日に1回は村へ戻ってきてしまい、村の人たちは常に怯えて生活しているそうです。
動物との共存の難しさを感じますね。
アオミノウミウシ
陸上だけでなく海の中にも危険な生物はいます。
日本でも話題になったヒョウモンダコなど、近海にいることもあるので海の中は想像以上に危険なのです。
アオミノウミウシもその1種です。
美しい見た目から「ウミツバメ」「青い天使」「青い龍」などと呼ばれることもあります。
日本でも小笠原諸島などで見られることがあるウミウシで、毒を持っているカツオノエボシやギンカクラゲに取り付いて移動します。
移動するだけでなく毒を気にせずに食べるという、ツンデレなウミウシです。
直接触ることは危険で、オーストラリアでは記録的な暑い日が続きアオミノウミウシが大量発生、サーファーや海水浴客が触ってしまい63人も被害に遭っています。
雄雌同体で、常に出産を繰り返しています。
一度の産卵で3000個もの数を放流し世界各国の外洋に生息しています。
いかがでしたか?
見た目につられて近寄っていっては危険な動物たちを紹介しました。