北川村 子安地蔵尊
高知県の東部の安芸郡北川村には、北川村「モネの庭」マルモッタンや坂本龍馬とともに京都近江屋で暗殺された中岡慎太郎の生家があります。
ゆずの産地でも県内では有名です。
その中岡慎太郎の生家の裏手にある松林寺の境内に、子授け、安産、子育てのご利益があると多くの人が祈願にくる「子安地蔵尊」があります。

お話
昔、この村の若いお嫁さんが重いお産で亡くなってしまいました。
昔からお産が重くて亡くなってしまった妊婦は、亡くなった後に子供を取り出して埋葬することになっていましたが、この若いお嫁は子供を取り出さずに棺に納められていました。
和尚が棺の前でしばらく祈りをささげてから棺を開けてみると、亡くなった母親のお腹から子供が産まれていました。
このとこがあってから和尚は、このような可哀想な目に誰も合わせたくないと、「自分の死後、子安地蔵として祀ってくれるように。」と言い残されました。
その遺言の通りに和尚の死後、「子安の地蔵さん」として村人は親しみを込めて祀り、子授け、安産、健やかな子育てをと信仰を集めるようになった、といわれます。
「子供が欲しい」祈願すれば男性でも子が授かる(笑)
「お参りしたら、男でも子が授かるよ。笑」と言われるほどのご利益があると、県内外から、お参りに来られるそう。
実は・・・
二十数年前、私たち夫婦もお祈願させていただき、それからすぐに、息子を授かることができました。 感謝・感謝・感謝
子授けの祈願の際には、お堂の中の丸い小石を貰い、子どもが授かると河原から綺麗な丸い小石を拾ってきて、先にもらってきた小石を添えてお返しする風習があります。

中岡慎太郎も慎太郎さんも、3人の女子のあと、母“うし”が子安地蔵さんに信仰して、男児誕生を祈願して授かったそうです。
お堂の中には、お礼参りで掛けられた、よだれかけや赤い布の緒が沢山掛けられています。

医療の進歩した現代でも、医療で解決できなかったことも、神仏のご加護をいただけること。
多くあると思っています。