都市伝説が好きな人はロスチャイルド家というのを一度は聞いたことがあると思いますが、その莫大な資産と、具体的に大富豪になれた経緯を知っていますか?
今回はロスチャイルド家の成り立ちと、世界一の富豪になるまでの経緯、そして噂される陰謀論について紹介します。
ロスチャイルドの成り立ちと資産
ロスチャイルドは一言で言えばヨーロッパの財閥・貴族です。
HSBCという世界最大の銀行の元々の大株主でした。
世界各国の要人や日本の政治家ともつながりがあります。
政界の経済界を裏で牛耳っていると言っても過言ではありません。
資産は1京円と言われており、日本の国家予算の1000年分に値する金額です。
しかし、最初から裕福だった訳ではありません。
ロスチャイルド家の初代当主のマイヤーはドイツのフランクフルトで生まれ育ちました。
迫害され市民権もない身分でユダヤ人の住居区に住んでいました。
ある時、ドイツの貴族と共通の趣味を通じて出会い、一緒にビジネスを始める仲にまでなります。
この時はただの商人でしかありませんでしたが、時期に金融業にも事業を広め一家は世界有数の大富豪になるのです。
5人の息子たちの偉業
マイヤーには5人の息子がいました。
この5人をヨーロッパ各国に送り込み商会を創設させました。
長男:アムシェル⇒フランクフルト
次男:サロモン⇒ウィーン⇒オーストリア・ロスチャイルド商会創立
三男:ネイサン⇒ロンドン⇒イギリス・ロスチャイルド商会創設
四男:カール⇒ナポリ⇒イタリア・ロスチャイルド商会創設
五男:ジェームズ⇒パリ⇒フランス・ロスチャイルド商会創設
3男のネイサンがロンドンで証券取引を始めました。
その他の兄弟はヨーロッパ各地で事業を行いながら情報を集め、3男のネイサンが情報を元に金や証券の売買をするという兄弟の連係プレーを駆使し、イギリスでも有数の富豪になります。
戦争で莫大な富を築く
ロンドンで証券取引で大成功した3男のネイサン。
しかし、ネイサンの偉業はこれだけではありません。
1815年から始まるイギリスとフランスの戦争でイギリスは負けると周りに印象付け、持っていたイギリスの国債を全て売り切りました。
この時すでに証券取引の天才として知られていたネイサンの動きを見て、国中の投資家たちがネイサンに釣られてイギリスの国債を売りさばきました。
しかし、本当はネイサンはイギリスが戦争で勝つことを確信していたのです。
各国の兄弟たちの情報がここにも生かされていたのでした。
皆が国債を売り切った後、イギリス国債の買い戻しにかかります。
ネイサンの思惑通り、イギリスはフランスに勝利し、莫大な資産を手にすることになったのです。
当時の価格で300万ドルが7500億ドルになりました。
この一件でロスチャイルド家は世界一の大富豪になりました。
この資産を手に世界的に事業を拡大させていったのです。
世界のロスチャイルド傘下の企業
現在の世界の大企業にはロスチャイルドの手がかかっている企業が多く有ります。
世界の情報を担っているロイター通信と、AP通信。
夢の国、ディズニーやコカ・コーラなどもそうです。
列挙するとキリがありませんが、一覧を掲載しておきます。
【通信】
タイムズ(新聞)
ザ・サン(新聞)
ロイター通信(通信社)、AP(通信社)※世界の情報はこの2社から発信。
ABC・NBC・CBS放送(アメリカ三大ネットワーク)
【石油】
ブリテッシュ・ベトロリアム(石油会社)
ロイヤル・ダッチ・シェル(石油会社)
【金属・重工業】
ビッカース (兵器)
ダッソー(兵器)
アームストロング(兵器)
シュットーデル(兵器)
ミノルコ(金属)
モンド・ニッケル
モンド社(アルカリ)
【その他】
フィリップ・モリス(米最大のタバコメーカー)
ローマ・プーラン(仏最大の総合科学・製薬メーカー)
デビアス(鉱物会社=ダイヤモンドを独占)
リオ・チント・ジンク(鉱物会社=金・ウランをほぼ独占)
【食品】
ネッスル(コーヒー)
ユニリーバ(食品)
ブルックボ ンド(紅茶)
【銀行・保険】
フランス銀行
イングランド銀行
パリ国立銀行
スエズ金融
香港上海銀行
ウェストミンスター銀行
ルイ・ドレフェス商会
ソロモン・ブラザーズ
ラザール・フレール
ゴールドマン・サックス
リーマン・ブラザーズ
カナダロイヤル銀行
アラブ投資銀行
モントリオール銀行
ジェネラル銀行
ブリュッセル・ランベール
ウェストバンク
etc.
引用 https://note.com/tyakapoko/n/n98b7ae1faac6
気付いた方もいると思いますが、金融系がとても多いですよね!
現在も莫大な資産を保有し続けていられる理由がここにありました。
世界の銀行を牛耳るロスチャイルド
ロスチャイルド家は世界の銀行を傘下に入れています。
アメリカでは12のアメリカ連邦準備銀行をまとめたFRBやイングランド銀行、日本銀行なども手中に治めています。
この中でもFRBの創設に手を貸したのがロスチャイルドでした。
中央集権型の世界各国の銀行は、その国の政府が管理しています。
お金は実質政府が管理しているんですが、実は通貨発行権は政府は持っていないんです。
その通貨発行権を持っているのがロスチャイルドです。
つまり、政府はお金を刷りたくても、それを決めるのはロスチャイルドで自分たちに都合の悪い金融政策は行わないように出来るんです。
これがロスチャイルドの陰謀などと闇の情報が出回る元だと言われています。
アメリカ大統領の暗殺
ただ、このような不条理が続いていてはアメリカ黙っていませんでした。
政府は紙幣の発行権を奪い返そうとしました。
3代大統領:ジェファーソン
7代大統領:ジャクソン
16代大統領:リンカーン
20代大統領:ガーフィールド
29代大統領:ハーディング
35代大統領:ケネディ
お気付きかもしれませんが、奪い返そうとした6人全てが任期中に暗殺か暗殺未遂の事件に巻き込まれたのです。
これ以降、通貨発行権を取り返そうとする大統領は現れていません。
仮想通貨とロスチャイルド
現在世界で流行っている仮想通貨ですが、経済を操りたいロスチャイルドからすると、敵以外のなにものでもありません。
自分の管理下に無いお金が出回ってしまうと都合が悪いからです。
しかし、ロスチャイルド家が21万ビットコインを購入したという噂もあり、真偽はわかりません。
たまにビットコインの価格が暴落した時には価格操作だとネットで騒がれますが、ロスチャイルドの常とう手段です。
3男のネイサンが情報を使い、イギリス国債を買い占めた時のように。
どちらにせよ、ロスチャイルド家の資産からすると数百億円の市場の仮想通貨など潰すのも簡単なことなのです。
まだまだロスチャイルド家についての陰謀論や過去の歴史については紹介しきれないことばかりです。
今後も紹介していきます。
シカゴ・イブニング紙で1923年に書かれた言葉があります。
『ロスチャイルド一族は戦争を始めることも防ぐこと出来る。彼らの言葉は帝国を築くことも破壊することもできる。』