2021年10月7日22時41分ごろ千葉県北西部を震源とする地震が発生しました。関東南部の各地で震度5弱以上の強い揺れを観測し、 気象庁によると、震源の深さは75km、マグニチュード(地震の規模)はM5.9
国土交通省荒川下流河川事務所はTwitterに地震発生直前、魚や鳥が地震に反応する様子の映像がツイートされました。
昨夜の千葉県北西部を震源とする地震発生時の映像を確認したところ、魚や鳥が地震に反応する様子が撮影出来ましたので紹介します。左上に見える茶色の建物は #江東区 の #中川船番所資料館 です。#震度5強 pic.twitter.com/NbMpUTYWhk
— 国土交通省 荒川下流河川事務所 (@mlit_arakawa_ka) October 8, 2021
地震発生直前に揺れを察知する動物の能力
猫カフェの猫や犬も地震発生直前に地震を察知しています。
このように、地震発生の数秒前に地震を察知できるのは猫や犬だけではないはずです。
動物たちはなぜ揺れの前に地震を察知できる?
地震波には、P波(最初の波)とS波(2番目の波)があり、地殻を進む速さが2倍ほど違います。このP波が届いた情報からS波が到着する時間や地震の規模を予測しているのが「緊急地震速報」です。
動物が地震発生前に地震を察知する理由は今も研究されているようですが、主にこの緊急地震速報のメカニズム的な人間には感じられないP波を察知しているのではないかと思われます。
動物の異常行動 地震予知を可能にする可能性
・2011年ペルーを襲ったマグニチュード7の地震の3週間前、国立アンデス公園から哺乳類や鳥類が先を争うように逃げ出した
・震災の朝茨城県の動物園の象が低い唸り声を上げていた
・地震の前にイルカやクジラが陸に打ち上げられた
・犬が遠吠えをしたり猫はいつもいる場所からいなくなった
・冬眠中の蛇やミミズが地表に出てきた
・カラスが群れて泣きだした
このように、動物たちが地震発生前の地殻変動による様々な自然現象を感知している可能性があります。
地震予知はまだまだ研究途中で、様々な方面からの研究が進められていますが、動物の地震予知能力も、地震に備えるための一つの武器になる可能性は秘めているのではないでしょうか。