日本でもコロナウイルスの感染者が日に500人を超え始めました。
緊急事態宣言が発令されたにも関わらず、世界のロックダウンに比べると対策が弱いのが明らかです。
ニュースで話題になるのは飲食店などの休業の要請をどうするのかということばかり。
休業することで生活が出来なくなる人もいるのは確かですが、しっかりと政府が保証し休業出来るような措置を取らないと手遅れになります。
日本の感染者がどのように推移していくのかを踏まえ、
外出を控えないといけない必要性を表すシミュレーションを紹介します。
感染者の今後の推移のシミュレーション
緊急事態宣言が出される際に、安倍総理が「2週間後に8万人の感染者が出る可能性がある」と発言しました。
世界各国の感染者の推移を見れば、その可能性が事実になりうることはお気付きだと思います。
ワシントンポストが公開したシミュレーションで驚くべき結果が出てきました。
何も対策をしなかった場合
まずは何も対策を行わずに人々が動き回った場合をシミュレーションしています。
水色が健康な人
茶色が感染者
紫が感染後に回復した人を表します。
実際には全ての方が回復する訳ではないので、このうちの数%方が死者になります。
シミュレーション動画
何も対策を行わなかった場合は、いずれ全ての人が感染してしまいます。
都市封鎖を解除した場合
中国武漢のように無症状感染者がいるにも関わらず、都市封鎖を解除した場合を見てみましょう。
封鎖が解除されると、別の地域に感染者が移動し感染を広めているのが分かります。
実際には武漢の封鎖が解除された日に10万人が外へ脱出したと言われています。
日本の一部の外出禁止措置
安倍総理は緊急事態宣言を出したときに最低でも7割、出来れば8割の外出の自粛を要請しました。
これ7割ですら厳しいという声も上がっていますが、75%移動を制限した場合を見てみましょう。
動画
何も制限しなかった場合に比べて感染者の増加が緩やかになりました。
8人に1人しか移動しなかった場合
日本の目標としている7割~8割の外出の自粛。
それよりさらに高い自粛をした場合を見てみましょう。
動画
いかがでしょうか?
今までで一番緩やかな感染者の増加になりました。
しかし、大多数の人が外出の自粛を守っていても「たった一度の友人と会う」ことで感染するリスクが十分にあります。
無症状の感染者の割合は世界で70%を超えており、現在でも無症状の感染者の割合は増え続けています。
もしかしたら、あなたもすでに感染者になっているかもしれません。
現在、アビガンという薬が有効だとして日本政府が200万人分の薬を無償で提供することを世界へ発表しました。
このことは日本人として誇らしく思いますが、それでも医療崩壊の起きたイタリアなどでは死者がピーク時では7%を超えていました。
日本の現在の死亡率は2%未満ですが、医療崩壊が起こってしまっては死亡率が格段にあがってしまいます。
だからこそ、完全なワクチンが出来るまでは1人1人が予防を徹底し、気を緩めない事が必要なのです。