これまで日本で唯一コロナウイルスの感染者が出ていない岩手県。
人口が都市部に比べて少ないことはもちろん要因としてありますが、なぜ感染者が出ていないのか?
そして、本当に感染者が出ていないのかという疑問があります。
岩手県の取り組みなどについて調査してみました。
岩手県のコロナウイルス感染者
4月13日現在、岩手県の感染者数は0人。
全国に感染が拡大する中、岩手県だけ0人というのは疑問があります。
コロナウイルスの感染者のうち70%以上が無症状ということもあり、
感染を自覚していないだけなのかもしれません。
岩手県のPCR検査の実施数
岩手県のホームページを閲覧してみると、PCR検査の実施数が書いてありました。
4月12日で155件の検査を実施し全て陰性だったとのこと。
それでは隣の青森県の実施数を見てみましょう。
青森は検査の実施数378件。
青森県の人口124万人と岩手県122万人には差はほとんどありません。
東京都の1390万人に比べるとどちらも10分の1程度ではありますが、人口比率からしてもコロナウイルスの感染者の割合は凄く少ないのが分かります。
岩手県のコロナウイルス対策
岩手県では感染者を一人も出さないような取り組みが行われているのかと調べてみましたが、特にありません。(バカにしているワケではありませんw)
県内では小学校や中学校が再開しています。
ただ、医療関係者は「いつ患者が出てもおかしくない」と意識を高めているようです。
「他地域への往来は控えていただくようお願いします」。首都圏など7都府県に緊急事態宣言が出た7日、達増拓也・岩手県知事はコメントを出した。感染を防ごうと、それ以前から首都圏からの来県者だけでなく、首都圏に1泊した県民に対しても2週間の外出自粛を要請してきた。
引用 朝日新聞
感染者を出さない為にロックダウンならぬロックアップ?とでも言えば良いのでしょうか?
まずは他県から岩手県へ感染者を入れないように細かな対応を行っているようです。
岩手県で感染が拡大した場合
岩手県では重症患者が出た場合の対応できる病院が盛岡市立病院などあわせて9つの病院で、ベッド数は38しかありません。
万が一流行してしまえば、すぐに対応出来なくなってしまいます。
この危機感からも「絶対に感染者を出さない」という意識が高まっているのかもしれません。
全国的に感染者を流入させないことが終息への近道
日本も海外からの入国者に対して、2週間の外出の自粛を要請しています。
この取り組みを上手く実施しているのが岩手県でしょう。
感染が拡大している今、感染が判明した地域からの流入を防ぐことが肝心です。
県境に住んでいて、隣県へ仕事で行く方もいると思いますが、感染が判明した地域は地区規模で緊急事態宣言を出して拡大させない取り組みを行うことが出来れば、結果的に経済的な損失も少なくなるのではと考えます。
岩手県 コロナウイルス感染者情報