職業訓練校に行くための手順や場所一覧
仕事を辞めて長期間の休眠期間を経て、いざ仕事をしようとしてもなかなか就職先が見つからないのが現状です。
現在、非正規雇用は全体の40%を占めており、この数字は1990年からほぼ2倍になっています。
職業や働き方の多様化という面からも変化はあると思いますが、正社員になりたくてもなれないという人が一定数存在しているのも事実です。
ハローワークでも常に職を提供していますが、追い付いていなかったり面接に落ちてしまったりと厳しい状態が続いています。
そこで、新たに職に就くために国が職業訓練という「就職するための学校」を設置しています。
職業訓練校とも言われていますが、この職業訓練校に行くためにはどうすればよいのか、またどのようなことをするのかなどをご紹介していきます。
職業訓練校に行くためには
現在、職業訓練校は公共のものと民間に委託されているものの二種類があります。
どちらも就職するためにスキルを身に着けるという点に変わりはないので、まずは申し込みをするところから始めます。
申し込みはハローワーク(職業安定所)で行えるのですが、雇用保険の受給対象者か否かで手順が異なってきます。
ちなみにこの場合の雇用保険というのは失業保険のことを指します。
<雇用保険受給対象者の場合>
・受けたい職業訓練コースを決める
・実際に職業訓練校を見学に行く
・受講申込書にサインをする
・面接や試験がある場合は選考を受ける
・合格した場合はハローワークで手続きをする
・入校
<雇用保険受給対象者ではない場合>
・受けたい訓練コースを決める
・実際に職業訓練校を見学に行く
・訓練校の入校日(開始日)に合わせて現在の会社の退職日調整をする
・申込書に記入する
・ハローワークで求職の申し込みをする
・面接や試験がある場合は選考を受ける
・現在の会社を退職する
・失業認定手続きを行う
・合格した場合はハローワークで手続きをする
・入校
このような流れになります。
職業訓練校一覧
<北海道>
札幌高等技術専門学院
函館高等技術専門学院
旭川高等技術専門学院
旭川高等技術専門学院
北見高等技術専門学院
室蘭高等技術専門学院
苫小牧高等技術専門学院
帯広高等技術専門学院
釧路高等技術専門学院
北海道障害者職業能力開発校
ポリテクセンター北海道
ポリテクセンター函館
ポリテクセンター旭川
ポリテクセンター釧路
<青森>
青森高等技術専門校
弘前高等技術専門校
八戸工科学院
むつ高等技術専門校
青森県立障害者職業訓練校
ポリテクセンター青森
<秋田>
鷹巣技術専門校
秋田技術専門校
大曲技術専門校
ポリテクセンター秋田
<山形>
山形県立山形職業能力開発専門校
庄内職業能力開発センター
ポリテクセンター山形
<岩手>
千厩高等技術専門校
宮古高等技術専門校
二戸高等技術専門校
ポリテクセンター岩手
<宮城>
仙台高等技術専門校
大崎高等技術専門校
石巻高等技術専門校
気仙沼高等技術専門校
白石高等技術専門校
宮城障害者職業能力開発校
ポリテクセンター宮城
テクノアカデミー郡山
テクノアカデミー会津
テクノアカデミー浜
ポリテクセンター福島
ポリテクセンターいわき
ポリテクセンター会津
<群馬>
前橋産業技術専門校
高崎産業技術専門校
太田産業技術専門校
ポリテクセンター群馬
<栃木県>
県央産業技術専門校
県北産業技術専門校
県南産業技術専門校
ポリテクセンター栃木
<茨城>
産業技術短期大学校併設水戸産業技術専門学院
日立産業技術専門学院
鹿島産業技術専門学院
土浦産業技術専門学院
筑西産業技術専門学院
ポリテクセンター茨城
<埼玉>
中央高等技術専門校
川口高等技術専門校
川越高等技術専門校
熊谷高等技術専門校
熊谷高等技術専門校秩父分校
春日部高等技術専門校
職業能力開発センター
ポリテクセンター埼玉
<千葉>
市原高等技術専門校
船橋高等技術専門校
我孫子高等技術専門校
旭高等技術専門校
東金高等技術専門校
千葉県立障害者高等技術専門校
ポリテクセンター千葉
ポリテクセンター君津
高度ポリテクセンター
中央・城北職業能力開発センター
中央・城北職業能力開発センター高齢者校
中央・城北職業能力開発センター板橋校
中央・城北職業能力開発センター赤羽校
城東職業能力開発センター
城東職業能力開発センター江戸川校
城東職業能力開発センター台東分校
城南職業能力開発センター
城南職業能力開発センター大田校
多摩職業能力開発センター
多摩職業能力開発センター八王子校
多摩職業能力開発センター府中校
東京障害者職業能力開発校
<神奈川>
東部総合職業技術校
西部総合職業技術校
産業技術短期大学校
横浜市中央職業訓練校
神奈川障害者職業能力開発校
ポリテクセンター関東
<新潟>
新潟テクノスクール
上越テクノスクール
三条テクノスクール
魚沼テクノスクール
ポリテクセンター新潟
<山梨>
産業労働部就業支援センター
峡南高等技術専門校
ポリテクセンター山梨
<長野>
長野技術専門校
松本技術専門校
岡谷技術専門校
飯田技術専門校
佐久技術専門校
上松技術専門校
ポリテクセンター長野
ポリテクセンター松本
<富山>
富山県技術専門学院
富山県技術専門学院 新川センター
富山県技術専門学院 砺波センター
ポリテクセンター富山
<石川>
小松産業技術専門校
金沢産業技術専門校
七尾産業技術専門校
能登産業技術専門校
石川障害者職業能力開発校
ポリテクセンター石川
<福井>
福井産業技術専門学院
敦賀産業技術専門学院
ポリテクセンター福井
<静岡>
沼津技術専門校
清水技術専門校
浜松技術専門校
静岡県立あしたか職業訓練校
ポリテクセンター静岡
<岐阜>
国際たくみアカデミー職業能力開発校
木工芸術スクール
ポリテクセンター岐阜
<愛知>
名古屋高等技術専門校
岡崎高等技術専門校
窯業高等技術専門校
一宮高等技術専門校
高浜高等技術専門校
東三河高等技術専門校
ポリテクセンター中部
ポリテクセンター名古屋港
<三重>
三重県立津高等技術学校
ポリテクセンター三重
ポリテクセンター伊勢
<滋賀>
テクノカレッジ米原
テクノカレッジ草津
ポリテクセンター滋賀
<京都>
京都高等技術専門校
陶工高等技術専門校
福知山高等技術専門校
京都障害者高等技術専門校
城陽障害者高等技術専門校
ポリテクセンター京都
<大阪>
北大阪高等職業技術専門校
東大阪高等職業技術専門校
南大阪高等職業技術専門校
芦原高等職業技術専門校
夕陽丘高等職業技術専門校
大阪障害者職業能力開発校
ポリテクセンター関西
<奈良>
奈良県高等技術専門校
ポリテクセンター奈良
<和歌山>
和歌山産業技術専門学院
ポリテクセンター和歌山
<兵庫>
神戸高等技術専門学院
兵庫県立ものづくり大学校
兵庫県立但馬技術大学校
兵庫県立障害者高等技術専門学院
兵庫障害者職業能力開発校
ポリテクセンター兵庫
ポリテクセンター加古川
<鳥取>
産業人材育成センター米子校
産業人材育成センター倉吉校
ポリテクセンター鳥取
ポリテクセンター米子
<島根>
東部高等技術校
西部高等技術校
ポリテクセンター島根
<岡山>
南部高等技術専門校
北部高等技術専門校
北部高等技術専門校美作校
ポリテクセンター岡山
<広島>
県立広島高等技術専門校
県立呉高等技術専門校
県立福山高等技術専門校
県立三次高等技術専門校
ポリテクセンター広島
<山口>
山口県立東部高等産業技術学校
山口県立西部高等産業技術学校
ポリテクセンター山口
<徳島>
徳島県立中央テクノスクール
徳島県立南部テクノスクール
徳島県立西部テクノスクール
ポリテクセンター徳島
<香川>
高等技術学校高松校舎
高等技術学校丸亀校舎
ポリテクセンター香川
新居浜高等技術専門校
今治高等技術専門校
松山高等技術専門校
宇和島高等技術専門校
ポリテクセンター愛媛
<高知>
高知県立高知高等技術学校
高知県立中村高等技術学校
ポリテクセンター高知
<福岡>
福岡高等技術専門校
戸畑高等技術専門校
小竹高等技術専門校
久留米高等技術専門校
大牟田高等技術専門校
田川高等技術専門校
小倉高等技術専門校
福岡障害者職業能力開発校
ポリテクセンター福岡
ポリテクセンター飯塚
<佐賀>
佐賀県立産業技術学院
ポリテクセンター佐賀
<長崎>
長崎高等技術専門校
佐世保高等技術専門校
ポリテクセンター長崎
ポリテクセンター佐世保
<熊本>
熊本県立高等技術専門校
ポリテクセンター熊本
ポリテクセンター荒尾
<大分>
大分県立大分高等技術専門校
大分県立佐伯高等技術専門校
大分県立日田高等技術専門校
大分県竹工芸訓練センター
ポリテクセンター大分
<宮崎>
宮崎県立産業技術専門校
産業技術専門校高鍋校
ポリテクセンター宮崎
ポリテクセンター延岡
<鹿児島>
吹上高等技術専門校
宮之城高等技術専門校
姶良高等技術専門校
鹿屋高等技術専門校
鹿児島障害者職業能力開発校
ポリテクセンター鹿児島
<沖縄>
具志川職業能力開発校
浦添職業能力開発校
ポリテクセンター沖縄
職業訓練校の訓練内容
職業訓練校に行ったらどんな訓練をするのか気になる人は多いと思います。
ものすごく厳しいことをさせられるのではと思うかもしれませんが、実践内容はコースごとに分かれており、基本的には専門職の技術を身に着けるというものです。
なので、専門学校に行く感覚と似ていると考えてよいです。
コース内容も豊富で、ウェブ制作から簿記・会計、宅建や介護など多岐に渡ります。
自分が就きたい職の基本的なスキルを磨く学校ですね。
職業訓練校の倍率
職業訓練校は申し込めば入校できるというわけではありません。
面接や試験があるのが一般的で、倍率もかかります。
申し込む時期やコース、地域によってバラバラですが人口密度の高い東京などでは必然的に倍率が高くなります。
3倍という高倍率もザラにあるので、きちんとした行動が必要になってきます。
職業訓練指導員の免許取得方法
逆に、職業訓練校の指導員になりたいという人もいます。
しかし、指導員と言っても学校の先生になるよりも条件が厳しいので、限られた人しかなれないと言ってもいいです。
指導員になる方法
・職業能力開発総合大学校を卒業するか、大学や専門学校等で指導員免許職種の科目を履修し、高等学校の教員の普通免許状を取得済みであること
・職業能力開発促進法に基づく「技能検定1級」等に合格し、職業訓練指導員講習(48時間講習)を受講すること
・都道府県知事が行う職業訓練指導員試験に合格すること
このいずれかの方法で免許を取得することが出来ます。
今から取得しようと思うならば、技能検定1級に合格するのが一番早いかもしれません。
しかし、指導員は公共職業能力開発施設に勤務場合は公務員という位置づけになるため、やはり簡単にはなれない職業です。